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ベンチャー企業の社長に聞く、会社を作るにあたって欲しい人材

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近年、増え続けているイメージのベンチャー企業。聞こえもかっこいいし、熱意のあるクリエイティブな考えの社員達と働いてみたいと、思う方もいるのではないかと思います。

今回は、沖縄でweb制作会社を立ち上げた、ベンチャー企業の社長の話を聞くことができたので、レポートします。

ベンチャー企業の会社

『会社』という響きは、大きなビルや、建物を想像させます。しかし、今回訪れたその会社は住宅街の中にある、オシャレな一軒家というイメージのたたずまいでした。中に入ると、数個の机が並べられ、いわゆる『会社』の雰囲気とは感じの違ったものでした。

20代の内に起業すると決めた社長は、29歳の時、30歳になるギリギリで会社を立ち上げました。それから、彼らの努力は実り、今では数々の企業のホームページ制作も手掛ける、会社となりました。

雰囲気もアットホーム、この企業の求人ページには、求人の条件として、

  • 良く食べる人
  • コミュニケーション能力のある人

などなど、ユニークな条件が並びます。それでは、一体このような会社は、どのような人を採用したいと思うのか聞いてみました。

自分の作品を持って来る

まず、web制作会社などの、クリエイティブな会社はものを作り上げていく作業となるので、自分の作品を持っていき、どんなものが作れるかをアピールする事が重要になります。

自分の作品が、webに関連したものでなくてもいいそうです。例えば、絵が描くのが得意であれば、自分の書いた絵を持っていきます。版画なら、版画、とにかく、自分が作った作品を持っていき、相手の心を掴む事が大事です。

この時点で、「うちはweb系だから」などと言って、持ってきた作品をむげにされるようであれば、面接の時点で自分と会社が合わなかった、と思う事が大切です。無理して面接に受かっても、そこから始まる毎日の仕事についていけるかわからないからです。

どんなに仕事ができるかより、コミュニケーション能力が高いかどうか

面接するにあたって、社長が大切にしているのは、面接に来た人が、どれだけ仕事ができて、どんな前職についていたかなどよりも、一緒にいてどうか?という所を見ているそうです。

日長一日、一つ屋根の下顔を突き合わせて作業をしていく上で、一緒にいて心地いい相手と仕事がしたいと思うのでしょう。

それに加え、このような会社は自分達で、先方と話し合い、仕事を取ってきたりと、作業をするだけの仕事ではありません。お客さんとの話を聞ける人、仕事中は「自分」という自我を消す事の出来る能力が必要なんだとか。

仕事の3分の2がコミュニケーションとすら言っていました。

東京と沖縄の違い

わざわざ、沖縄で会社を立ち上げた社長ですが、仕事は8割がた沖縄の企業、2割が東京からの依頼で制作しているんだそうです。

東京の会社に依頼され仕事をする時と、沖縄の企業に依頼され仕事をする時の違いも聞いてみました。

東京からの依頼の場合、制作の要求が高く、クオリティーの高さを要求されることが多いそうです。沖縄の企業からの依頼の場合、会社の人々がそこまで知識がなく、完全に任される形となる事が多く、あまりにも高いクオリティーは要求されません。

そして、気になる報酬ですが、東京からの依頼の方がその分、料金的にも報酬を多くもらえ、沖縄の企業からの報酬は少なくなります。

沖縄からの依頼だけでなく、東京からの依頼もあり、この二つのバランスが取れて、安定した報酬に繋がるようです。

また、東京で「沖縄の会社です」と言うと、人目を惹き、「じゃ、沖縄に打ち合わせをしに行きますよ」と言う事になりやすいんだそうです。

金曜日あたりに、仕事と銘打って沖縄にわざわざ、打ち合わせをしに来る人もいるんだそうです。確かに、仕事で沖縄に行けるなら、遊びがてら出かけていきたくなりますよね。

また、沖縄県内で、web制作会社同士は仲が良く、大きな仕事は協力して行ったりすることもあるんだそうです。東京や大都市では、会社同士は競い合う事が多く、そういう面では田舎の良さが出ているんではないかと思います。

とりあえずチャレンジしてみる

話はずれましたが、このようなベンチャー企業で働きたい場合、とにかく面接にチャレンジしてみる事をお勧めします。社長曰く、募集をしてなくても、とにかく電話をして、自分を売り込む事も大切なんだそうです。

そして、人も良く、能力もあり、この人を採用したいと思っても、タイミングが合わずに採用できない人材も中にはいるんだそうです。

採用、不採用も、タイミングや縁があるのでしょう。面接は、会社にジャッジされる場と言うだけでなく、「お見合い」のようなものと言うわけです。

同じ働くのであれば、自分が心地よく、ちょったした挑戦もできる会社に勤めてみたいと思う人も多いでしょう。

そのような方は是非、ベンチャー企業という意欲のある面白い会社に、飛び込んでみてもいいのではないかな?と思います。


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